清水 志穂

「君を待つあいだに」 清水志穂 著

<あらすじ>

朝もやの中、私は記憶を失った男と出会い、共に暮らし始めた。ずっと待ち続けていた私がよくやく手に入れた彼の優しい目、温かな手。けれど私にできるのは、この世に溢れる美しい色を教えてあげることだけ。教えられる色がなくなってしまった時、あなた行ってしまうの?切ない恋であなたを包み込む、清冽な書き下ろしデビュー作!

 

<感想>

主人公の「私」はしなければいけないもの、大切にしたいと願うものを何ひとつ持っていない。そんな「私が」記憶を失った「つばめ」と出会い、長介と言う犬と出会うことで知る大切なものの話し。1度目に読んだ時、久々に本を読んで泣いた。2度目はそれほどの感動はなかったが、透明感のある文体が魅力的な小説。