磯崎 憲一郎

「終の住処」  磯崎憲一郎 著

第141回 芥川賞受賞

 

<あらすじ>

人生とは、流れてゆく時間、そのものなのだ。

妻はそれきり11年、口を利かなかったー。

とうてい重要とは思えないようなもの、無いなら無いに越したことはないものたちによって、かろうじて人生は存続しているのだった。それらいっさいが、懐かしかった。

 

<感想>

読むのに非常に時間を要しました。「妻はそれきり11年、口を利かなかった」と言う表現と芥川賞受賞に惹かれて購入したのだけれど、生気の感じられない男の、ただの日常をキッカケと結果だけで淡々と書かれている本で、この文章から何を感じればいいのか全くわかんし、こんな男に感情移入も当然できない。じゃ逆に苛立ちでこの男の未来を想像しながら読めるのか?と言えば、苛立ちさえ感じられないほどこの主人公に魅力がない。

ホント、ただひたすら(読むこ苦痛)と闘いながら読破しました。

著者は1965年生まれなんですよ?私と同年代なのにこの怠惰な感じ・・何?

そのくせ主人公の男は浮気しまくって生きてるワケです。その浮気にさえも意味がないってないって何んでしょ?芥川賞評では「描写が上手い」ってことらしいですケド・・・ね。

凡人の私には理解できない小説でした。